第11弾 ホクホクジャガイモにたっぷりバタ~♡
北海道を旅行した観光客に人気だったのが、粉を吹いたホクホクのジャガイモに~たっぷりのバターを塗って熱いうちに食べたことだそうです
北海道産のジャガイモの収穫時期は9~10月で、今年も楽しみです
皆さんは、ホクホクのジャガイモをどう食べますか? コフキにする? マヨネーズ? タップリバター? それともバターに塩辛のせ?
北海道産ジャガイモが粉を吹いてホクホクとおいしいのは、ジャガイモが冷涼を好み、生育中は気温が高いのを嫌うので、北海道の7~8月の気温がジャガイモの育成にとても合っていて自然な生育期間を充分に確保できる環境だからだそうです。
また、北海道は、梅雨がほとんどなく、葉を枯らす疫病やアブラムシなどの害虫の発生も少ないことが、太陽の光と炭酸ガスで葉に蓄えられたエネルギーを、夜、地下のジャガイモの塊茎に澱粉(でんぷん)としてたっぷり蓄えられる理由です。そして、昼から夜の温度変化が澱粉を増やしてくれます。
ジャガイモは、ビタミンCやビタミンB1、カリウム、繊維質等の栄養素をたくさん含んでいます特に血管を強くするといった働きがあるビタミンCはりんごの約5倍の量を含んでおり、加熱しても澱粉が糊化するため、ビタミンCが失われにくいのが大きな特長です。
北海道では、7~8月にとれるイモ肌のきれいなものを「新じゃが」と呼んでいて、水分が多く、 軟らかくて香りが良いなどの特徴があり、皮が薄いので皮ごと食べることができます。ビタミンCの含有量は「新じゃが」の方が多いとも言われています。
北海道は、シェア8割の収穫量を誇る全国一の産地です男爵やメークインのほか、約50種類もの品種を作付けしていて、澱粉量の違いによって家庭などでの調理やポテトチップス等の加工用にされるほか、ジャガイモの澱粉は様々な用途に使われています。
澱粉とその利用方法
今回は、ジャガイモの澱粉量に関しての深堀です
ジャガイモの澱粉量は、イモの比重と密接な関係があり、比重が高いジャガイモほど澱粉が多く含まれていることになります。
では、ジャガイモの澱粉含有量を推定するためにはどうするかといいますと、イモの比重から次の式によって求めることができ、その値を澱粉価(ライマン価)と呼びます。
澱粉価(ライマン価)(%)=214.5×(比重-1.050)+7.5
ジャガイモから得られる澱粉量が高いことによって、工場までの運搬コストや工場操業コストを低く抑えることができます。皆様がふだん口にされるポテトチップ、フライドポテトなどの品質管理(食味・仕上がりなど)にも一役かっております。
澱粉は、そのまま利用したり、異性化糖、水あめ、ぶどう糖にして清涼飲料水、調味料、パン、キャンディ、菓子類、酒類などに使用したり、春雨や片栗粉の原料、ビールの発酵原料となるほか、かまぼこなどの水産練製品やインスタント食品や冷凍食品などにも利用され、弾力感や麺のコシを持続させるために使用したり、様々な食品に利用されています。
また、食品以外では、紙を強くするための繊維の接着や表面のコーティング、錠剤のかさ増しや結合・溶解などにも利用されています。
ジャガイモ様、たいへんお世話になっております
編集にあたり、独立行政法人農畜産業振興機構様、(一財)いも類振興会様内の日本イモ類研究所様及びジャガイモ博物館様のホームページからじゃがいも澱粉に関する記述を引用させていただきました。
また、ジャガイモ博物館様のホームページでは次のとおり弊社のポテトゲージをご紹介いただき感謝申し上げます。
ジャガイモ博物館、澱粉、ライマン価測定、アルキメデス (jrt.gr.jp)
澱粉価測定装置(ライマン計)・ポテトゲージのご紹介
弊社では、ジャガイモの受入時やつぼ堀(作況調査)時に、ジャガイモの重量を空中と水中で計測して比重・澱粉価を自動的に演算し、測定した結果を印字、記録できる弊社オリジナル製品である澱粉価測定装置(ライマン計)とポテトゲージをご紹介いたします
旭川計量機株式会社製 旭川計量機株式会社製
【新発売】澱粉価測定装置R-1000 【新発売】ポテトゲージ DPG5000C
原材料受入時の澱粉含有率や比重計測に便利 つぼ掘(作況調査)に便利
全国の農業、農産研究施設、ジャガイモを使用する食品業界において、澱粉価を求める際のツールとして広くご活用頂いております。
詳しくは、次の弊社ホームページをご覧ください
新たなツールとしての導入や更新をお考えの場合は是非とも弊社にご用命を
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