旭川計量機株式会社

 前回に引き続きお魚のお話です

 読者の皆様にはこの場所の雲丹が美味いとか、ここで獲れる牡蠣が美味いとか、この地域の魚が美味いというこだわりありませんか?
 産地から鮮度のいいものが消費者の手元にすぐに届くようになったのは漁業関係者様の日頃からの付加価値向上にご努力されているからだと思っております

 弊社では、ユーザー様のご要望に基づき現場に合わせた様々なオリジナル計量機器をメーカー様と共同で開発し、計量作業の時間短縮や合理化等によって付加価値向上の一助となる製品をお届けしているところです。

 今回は、その一例をご紹介いたします

 20年以上前の話ですが、羅臼漁組様には「さお」と「おもり」でバランスをとって計量する機械式はかりを毎年何十台と購入していただいておりましたが、海水の影響で新品が1年でダメになってしまう構造上の課題と、漁師さんの持ち込むカゴ(バット)に入った魚を最大で7段程度重ねて受け入れに使用でき、計量数値の読み取りが楽な計量器を要望されたことがありました

 弊社ではその要望に沿って株式会社寺岡第23弾①
精工様製の電気式はかり(DI80、DI55)を
ベースに、弊社でステンレスの台車を作成し、
機械式のはかりと同様に簡単に移動が
でき、載せ台は漁組様の載せおろしに使用
している治具と同サイズで製作した電池式
のひょう量300㎏のはかり(オリジナル品)
を開発いたしました

 羅臼漁組様に導入後は、計量作業がスピーディーに行え、壊れにくくなったため、「新しいツールで歩留まりが良好!」とお喜びいただけました

 初号機納入以降は、道東方面の漁組様に次々と導入していただくこととなりました
その後、大和製衡株式会社様(DP-5501タイプ、DP-6302タイプ いずれもオリジナル品)や株式会社田中衡機工業所様(デジタフ 既製品)でも同様仕様の計量器を開発することとなり、各漁組様にお使いいただいております。

 次にご紹介する田中衡機工業所様と弊社システム技術部が共同で開発したPFS2-HCB-300は、過去からのご要望に基づく新型計量器で、歯舞・根室漁組様には早速ご愛用いただいております
第23弾②
第23弾③


 現場の声を反映し製作した正真正銘のオリジナル製品ですので、どこのメーカーカタログにも同様仕様の計量器は載っていません。
 本ブログをご覧になった各漁組の皆様!是非一度お試しください

 なお、今回ご紹介した水産現場作業の要望から生まれたオリジナル製品ですが、その仕様は他の分野でも広く使用が可能かと思っております。
 詳しくお知りになりたい方は、弊社へお電話をいただければ幸いです

 次の画像は、日高中央漁組様似支所様のご厚意によりお使いの現場の様子を掲載いたしました。使用しているはかりは、株式会社田中衡機工業所製のデジタフ。計量している魚は「黒ソイ」だそうです
 日高中央漁組様似支所様!画像の提供をいただきありがとうございました
第23弾④
第23弾⑤

 ちなみに、黒ソイのおいしい食べ方ですが、メバル系のおいしい食べ方の代表格はやっぱり煮付け。脂ののった黒ソイの魚体だと最高に美味しいですよね!アラ汁も超美味です!
 クッキングメモでした

【 速報!】
 自動はかり3器種(充塡用自動はかり、ホッパースケール、コンベヤスケール)の検定開始に関し、経済産業省では8月上旬に政令改正を行い、使用制限の開始時期を当初予定よりも5年延期することとなりそうです。
 次回ブログでは、その内容や今後の予定について詳しくお伝えいたします。
第23弾⑥

 今回も最後までブログをお読みいただきありがとうございました
 読者の皆様に感謝

 今年は、6月21日が夏至でしたね一年のうちで太陽の位置が最も高くなる日。これからが夏本番
 まだ肌寒い日もありますが、暑い日は、海で泳いで~浜辺で身体一杯に日差しを浴びてこんがり小麦色~夏の浜辺が呼んでいる~!ワクワク

 そして~海で泳いだ後のお楽しみといえば~海の家で食べる新鮮なホタテ、ツブ、イカにエビ~ホッケにニシン炭火で焼けた磯のいい~香りが漂います浜焼き最高
 海鮮食べて~海で泳いで~日差しを浴びて~新型コロナを吹き飛ばしましょう

 ちなみに、道内の主な海水浴場の海開きの時期は次のとおりです

 ・おたるドリームビーチ(小樽市)6月下旬第22弾①
 ・七重浜海水浴場(北斗市)7月中旬
 ・有珠海水浴場(伊達市)7月中旬
 ・海峡横綱ビーチ海水浴場(福島町)7月下旬
 ・元和台海浜公園(乙部町)7月中旬
 ・三本杉海水浴場(瀬棚町)7月中旬
 ・蘭島海水浴場(小樽市) 7月中旬
 ・あそびーち石狩(石狩市)7月中旬
 ・ゴールデンビーチるもい(留萌市)7月上旬
 ・おにしかツインビーチ(小平町)7月中旬
 ・ところ常南ビーチ海水浴場(北見市)7月中旬             
 ・オホーツクホワイトビーチ(紋別市)7月中旬
 ・沙留海水浴場(興部町) 7月中旬
 ・とままえ夕陽ヶ丘ホワイトビーチ(苫前町)7月中旬
 ・岡島はまなす海水浴場(枝幸町) 7月下旬
 ・稚内市坂の下海水浴場(稚内市) 7月下旬
 なお、これら海水浴場の詳細情報やこれら以外の海水浴場情報については、現地にお問い合わせのうえでお出かけくださいませ
第22弾②

 今回は、冒頭で浜焼きのお話をしましたが、魚は新鮮さが命
 そこで、新鮮な魚を消費者に提供したり、優れた魚のブランド化を実現するために開発された優れもの「魚用品質状態判別装置」のご紹介です

 その名も「 Fish AnalyzerTM(フィッシュアナライザ)」
 20魚種(アジ、マサバ、ゴマサバ、イワシ、サンマ、ブリ、マグロ(背、腹、尾)、マダイ、キンメダイ、カツオ、サケ、ニジマス、サワラ、メダイ、スズキ、ハタハタ、マハタ、ヒラソウダ、アナゴ、マルアジの脂肪率が測定できます。)から魚種を選択して脂肪率を測定します。また、検量線モードで生産地や消費地であらゆる魚の脂の乗り具合を測定することも出来ます。更に、鮮度を5段階で評価することも可能です
 なお、冷凍後に解凍した魚を測定した場合は、脂肪率は表示されず“解凍品”と表示します。直射日光が当たる屋外でも見やすい表示画面ですよ
第22弾③第22弾④
第22弾⑤

  PRO         Type S                           測定中
 さまざまな機能によって漁業や水産業、食品加工業などの多くの水産現場で活用できる製品です。詳しくお知りになりたい方、売場改革をしようと思われた方は、すぐに弊社へお電話を (注意)本製品は鮮魚専用の測定機です。

※大和製衡株式会社様ホームページの画像及び説明内容を引用させていただきました。製品の詳細情報は以下のリンク先をご覧ください。

魚用品質状態判別装置 フィッシュアナライザシリーズ|大和製衡株式会社 (yamato-scale.co.jp)

魚用品質状態判別装置 フィッシュアナライザType S|大和製衡株式会社 (yamato-scale.co.jp)


今回の小ネタ 日本国キログラム原器が国の重要文化財となりました!

 1889年(明治22年)、国際度量衡局(フランス)は、世界に一つしかない分銅「国際キログラム原器」の質量を「1㎏」と定め、この国際キログラム原器と同じ材料・形状の複製がメートル条約の加盟各国にキログラム原器として配布されました。日本には1890年(明治23年)に複製(No6)が配布され、これが日本国キログラム原器となりました。
 
 配布後、キログラム原器を質量の基準とする法律「度量衡法」(後の計量法)が1891年(明治24年)に制定され、日本の近代化と産業の発展に大きく貢献しました

 その後、より普遍的で再現性の高い定義への改訂が検討され、2019年5月20日の世界計量記念日に、それまでの「国際キログラム原器そのものの質量が1㎏」ではなく、「国際キログラム原器と同一質量のシリコン単結晶球体の体積から原子の数を割り出す方法」に定義が改訂されました

 この改訂によって、配布から約130年間、厳重な原器保管金庫の中で大切に保管されてきた日本国キログラム原器は、1㎏の定義としての役目を終えることとなりました。
第22弾⑥

 大切に保管されてきた日本国キログラム原器ですが、1944年(昭和19年)には太平洋戦争の空襲から逃れるため東京から茨城に疎開していたり、米軍に一時接収されたりという歴史もあったようです。
 また、日本国キログラム原器は、本家(国際キログラム原器)と同等の安定した1㎏の質量をどの国のキログラム原器よりもしっかりと維持し続けていたとのことです。さすが日本
第22弾⑦

 そして、今年3月22日、日本国キログラム原器は国の重要文化財「メートル条約並度量衡法関係原器」となりました。約130年間のお役目ご苦労様でした
 でも、役目を終えたわけではなく、 これからも「国内の最も優秀な分銅」として私たちの社会生活を支え続けてくれることとなっています
※国立研究開発法人産業総合研究所様のホームページから質量の定義改訂に関する文章、写真及び図を引用させていただきました。

 なお、質量定義の改訂経緯等につきましてはブログ第5も併せてお読みください

 今回もブログをお読みいただきありがとうございました。
 読者の皆様に感謝






 今回は、コーンのお話しです
 和名「とうもろこし」学名は、イネ科トウモロコシ属。一年生植物で、漢字で書くと「玉蜀黍」。

 北海道では「とうきび」と呼ぶことが多く、函館市を中心とする道南地方では「とうきみ」と呼ぶこともさらに短くして「きび」、「きみ」と呼ぶこともあります。このような「とうもろこし」の異なる呼び方は全国でなんと200種類以上あるようです
 なお、本ブログは、北海道発信なので~以下「とうきび」と統一させていただきます

 さて、今の札幌は、「札幌の木」として市民から親しまれているライラックの花が咲き、その開花に合わせて開催される「さっぽろライラックまつり」が札幌大通公園で開催中です
第21弾直し3

 また、札幌大通公園では、例年4月下旬から10月上旬まで醤油で焼いたとうきびを屋台で販売する「とうきびワゴン」が登場し、札幌大通公園の風物詩として親しまれています

 今年の「とうきびワゴン」は、4月23日から営業中!(ゆでとうきびもあります
 ライラックの花に誘われて大通公園を通ると、い~い醤油の香りに引き寄せられた人々とハトが集まってきます

第21弾③
 ところで、とうきびの露地物ですが、登場するのは例年6月下旬頃からで、とうきびワゴンのとうきびも露地物に切り替わります。

 その頃になると、北海道内の道路沿いに「とうきびあります」や「ゆできび販売中」などののぼりが立ち、甘くて美味しいとうきびが売られています

 とうきびは、種類がとても豊富!近頃では生産地の名前を冠して差別化したものや「ピュアホワイト」や「ゴールドラッシュ」、「味来」などの糖度が高く生で食べられる種類のものも栽培されています。

 生のとうきびは、粒皮が柔らかく美味しいですよ一度、ガブリとお試しあれ

 日本のとうきびの歴史ですが、1579年にポルトガル人によって加工用または家畜用飼料や工業用原料に利用される種類のフリントコーン(硬粒種)が伝わったそうな

 当時は「ナンバンキビ」と呼ばれたようで、九州や四国で栽培が定着してから中国、近畿、東海地方と北上して関東周辺に伝わったとされ、江戸時代には水田や畑地が少ない地域の重要な食糧となったようです。

 明治時代初期には、北海道開拓に伴って北海道農事試験場がスイートコーン(甘味種)の「ゴールデンバンタム」という品種をアメリカから導入したことに始まり、第二次大戦後になると「ゴールデンクロスバンタム」が入り、さらに昭和40年代には高糖度の「ハニーバンタム」、そして昭和60年代には「ピーターコーン」が登場し、北海道から本州に広まって日本全土での栽培が始まりました

 北海道の「とうきび」の年間生産量は約84,000tで全国1位全国の約4割を生産しています。

 ところで、皆様は、「とうきび」を買って皮をむくと穂先に実が入っていなくてがっかりしたことありませんか

 そんな残念賞を出さないためのマシンが当社にあります
 それが、これ
 今まで人の手の感覚によって長時間かかっていた不稔(身が先端まで詰まっているか否か)検査作業が、このマシン導入後は皮をむかずに次の3つの作業を同時に短時間で行えるため、朝もぎの新鮮なものを早くお届けできるようになりました。

 X線検査装置による皮付きとうきびの不稔検査
 重量選別機によるランク選別(規格外・M・L・2L・3Lの5種×補正設定)
 パソコンシステムによる生産者ごとの生産量・良品/外品率の管理

 不稔検査と重量選別の作業は、この自動化システムにより毎時2,700本の速度で処理することが可能です。
 もちろん、粒皮のやわらかい生で食べられる品種にも対応しています

 次の施設は、弊社から自動化システムの導入をいただきましたJA木野様の「とうもろこし選果施設」の設置状況です
第21弾④
選果施設の装置全体状況
第21弾⑤
ランク選別工程(不稔検査・重量選別)
第21弾⑥第21弾⑦














不稔検査(デモ画面)
第21弾⑧
検査・選別後の箱詰め工程

 また、弊社ホームページでは、次のとおり動画でもご紹介していますのでご覧ください


 このように、弊社では生産ラインの管理や省力化、カボチャやブロッコリー、玉ねぎ、ミニトマト等の農産物のカッティング・充填・検査・選別等の自動化ニーズにお応えするための様々なシステムの提供に取り組んでおりますので是非ご用命を


一口メモ
 とうきびは、「スイートコーン(甘味種)」や「もちとうもろこし(もち種)」、家畜の飼料やコーンスターチに利用される「デントコーン(馬歯種)」や「ワキシーコーン(糯種)」、お菓子のポップコーンに使用される「はぜきび(爆裂種)」にもいろんな種類があり、地域銘柄も沢山あることにあらためて驚きました
 昔ながらの8列うるきびは昔6列だったとか~保存はゆでた後に粗熱をとってラップに包んで冷凍すれば美味しさを2カ月ほど保存できるとか~とうきび飯はうまい!とか~とにかく奥が深い~です

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